織物の操業を止めてから工場の中に蓄積された物たちを整理する。織物に関わるもの、家族に関わるもの。そこに入れてもしかするとあえて見えなくしてきた物たちが煩雑に在る状況に手を入れる。不用なものを廃棄する。取っておくものはよける。溢れる物の中で眠っていた織機を1台、工場主とともに磨き、整備する。電気を通し、織機を動かす。糸はかけず、布は織らないが、ガシャンガシャンと音が鳴る。
工場に残されていた大量の紋紙の一部を使い、鉄道の切符を作る。
建物を実測し、図面に起こす。屋根の上の状況を確認する。
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